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サステナブルな社会の実現に向け、企業の枠を超えてまちづくりに取り組む
三菱地所様インタビュー

2021.09.10

東京丸の内エリアを中心にまちづくりをおこなっている三菱地所。サステナブルな社会の実現に向けて「Environment」「Diversity&Inclusion」「Innovation」「Resilience」の4テーマからなる「三菱地所グループのSustainable Development Goals 2030」に取り組んでいますが、昨年新たに「大丸有SDGsACT5」を開始。どのような活動なのか、サステナビリティ推進部の長井頼寛さんにお話をうかがいました。

「大丸有SDGsACT5」とは

大手町・丸の内・有楽町地区からなる「大丸有エリア」にてSDGsの目標達成に向けた活動を2020年からスタート。大丸有エリアに拠点を置く企業が実行委員となり、企業枠を超えて連携。2020年度は45社のパートナー企業とともアクションの創出に奔走した。今年度はコア企業9社を中心に2021年5月10日(月)~11月30日(火)の7か月間、5つのテーマでさまざまなアクションを展開しています。

大丸有SDGsACT5実行委員会
三菱地所  農林中央金庫  日本経済新聞社  日経BP
大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会  大丸有エリアマネジメント協会
ECOZZERIA 丸の内熱共有 三菱総合研究所

大丸有SDGsACT5 5つのACT
ACT1.サステナブルフード  ACT2.気候変動と資源循環
ACT3.WELL-BEING  ACT4.ダイバーシティ&インクルージョン  ACT5.コミュニケーション
「大丸有SDGsACT5」公式ページ https://act-5.jp/

企業の枠を超えるパートナーシップ

三菱グループの経営理念に「三菱三網領」があります。これは、“グローバルな視点を持ち、フェアなビジネスを通じて社会に貢献する”という意味で、SDGsが目指している姿と非常に近いものです。しかし、三菱地所のみで取り組むには限界があります。そこで、「SDGsという世界共通の目標に向い、大丸有エリアの集積を活かし、まちぐるみでアクションを起こしていこう」という思いで「大丸有SDGsACT5」を立ち上げました。企業の枠を超えて連携することで、取り組むテーマの幅やそれぞれの深化に相乗効果が生まれ、個別の取り組みが加速していきます。
これはSDGs17番目の目標“パートナーシップで目標を達成しよう”を体現していると思います。
昨年は、調理ゴミ・食べ残し・加工ゴミなどを調査し、その中での気づきやロスがでにくい食堂運営などをエリア企業に展開する「社員食堂でのフードロス削減実験」や、プラスチックを生分解性プラに代替し、オフィス内で回収。それをコンポスト化処理して野菜の栽培に活用する「都市と地方のサーキュレーション」など、計35のアクションを実施しました。大きなソーシャルインパクトを求めすぎると最初の一歩が踏み出せなくなる。まずは「やれることからやってみよう」という気持ちで、ボトムアップで積み上げていきましたね。

アプリを通して参加型に!
“まちぐるみ”で取り組みを

「ACT5メンバーポイントアプリ」は、大丸有SDGsACT5が提供するイベントへの参加のほか、大丸有エリアの対象店舗でエコバッグやマイボトルを持参して購入するなどによりポイントを集めることができます

2年目となる今年は、大丸有を“起点”に、他地域や国連や行政などの他セクターとも対話・連携して、“社会課題解決型コミュニティ”の拡がりを目指しています。その実現に向けて、「ACT5メンバーポイントアプリ」を開発しました。このアプリは、大丸有SDGsACT5のイベントに参加したり、貢献活動をするとポイントをもらうことができるもの。貯めたポイントはサステナブル商品やサービスと交換したり、関連団体に寄付したりすることができます。大丸有エリアのテナント様にアプリ連携にご協力いただき、日常のなかでSDGsの活動に参加できるまちづくりの実現に向けて取り組んでいます。そしてアプリをベースに街にいるさまざまなプレイヤーを巻き込んでいきたいと思っています。

サステナブル・フードを食卓に
生産者と消費者をつなぐ「SUSTABLE」

サステナブル・フードを味わい、食従事者の想いを楽しく知ってもらうためのプログラムです

ほかにも新たな取り組みとして、サステナブルな食材が明日の食卓にならぶ姿を目指したプロジェクト「SUSTABLE(サステーブル)」を9月中旬から開始します。有名シェフによるサステナブルな食材を使用した料理を食べながら、生産方法や食材の背景にある社会課題、生産者様の取り組みなどを知っていただくという内容のもので、11月下旬までに全6回を予定しています。各回異なるテーマ・食材を設定。ウニやジビエなどさまざまな食材に光を当ててみなさまに発信していく予定です。今年は11月で一旦は終了しますが、来年以降も生産者やシェフなど、多くの方にご協力いただきながら継続しておこない、サステナブルな食材が明日の食卓に並ぶ姿を目指していければと思っています。

https://act-5.jp/act/2021sustable/

三菱地所株式会社 サステナビリティ推進部
長井 頼寛さん

三菱地所株式会社 サステナビリティ推進部 副主事
2013年 三菱地所株式会社に入社。
住宅開発事業に従事し、用地取得から企画、販売までを経験した後、2017年より現部署へ移動。ESG情報開示やSDGsに関連する様々なPJ運営を経て、2020年5月に大丸有SDGsACT5を立ち上げ、事務局長を務める。

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