メイド・イン・サスティナブル・プロジェクト

LIVE配信「市長さんといっしょ」
TOP 企業インタビュー Vol.18株式会社マーケットエンタープライズ様 インタビュー

“おいくら”
売りたい人と、買いたい店舗をつなぐ
リユースプラットフォーム モノを捨てない社会の実現へ

株式会社マーケットエンタープライズ様

2022.09.28

現在、日本国内で眠っている隠れ資産は44兆円を超えるといわれています。その大半が今後「不要品」として廃棄処分されるとしたら――。「不要品を捨てずにリユースする」。そんな社会を実現するのが今回インタビューさせていただいたマーケットエンタープライズ様の「おいくら」です。家に眠る小さな不要品から、個人では処分・売却が困難であると思われていた大型や重量のある家具・電化製品そして楽器まで、全国のリサイクルショップが加盟するユースプラットフォーム「おいくら」が、売りたい人と買いたい店舗をマッチング、家にいながらにして売却による処分を完結させます。二次流通の活性化による循環型社会・経済への貢献へ。今回は株式会社マーケットエンタープライズ様へのインタビューです。

【「おいくら」とは】

今は使われなくなった不要品を、必要とする誰かの元へ。そのお手伝いをするのが「おいくら」です。引っ越しの時、家に眠る不要品を処分したい時、必要なデータを入力するだけで、全国最大20社に対し一括で見積依頼が可能。買取価格の比較はもちろん、受け渡しの日取り、買取方法、口コミまで、すべてを精査したうえで条件にあったリサイクルショップとの取引が可能になります。
「リユースに対する抵抗感を減らし、二次流通を活性化させていきたい」 ―― 誰もが気軽に参加できる“持続可能な社会の実現”。「どうして今まで知らなかったのだろう??」と悔しく思ったのは偽らざる本音です。
リユース=不要品の減量化、資源化は従来の「使い捨て社会」を、いわゆる「循環型社会」へと変貌させてくれる大きな道しるべ。自分の懐も豊かにしつつ、環境に、社会に貢献する。誰もが気軽に踏み出せる社会貢献、それが「おいくら」です。

おいくら

【自治体との連携で地域課題の解決へ】

現在6つの自治体と提携する「おいくら」(10月1日現在)。自治体との実証実験から見えてきたのは、大型家具の処理に伴う搬出・廃棄コスト削減への多大なる貢献でした。不要品を廃棄物として捨てるのではなく、再利用する。売りたい人と地元のリサイクルショップをつなぐことにより、地域でモノと経済を循環させる。
「リユース活動促進による循環型社会の形成を目指したい」との双方のニーズが合致、手をつなぐことにより社会的側面、経済的側面、環境面においても持続可能な社会の実現が可能になっていきます。

墨田区の事例
川崎市の事例
神戸市の事例

【マーケットエンタープライズのこれから】

これまであるようでなかった便利なリユースプラットフォーム。個人はもちろん、自治体との連携で、じわじわと注目を集めつつあります。「おいくら」は私たちの今のライフスタイルを楽にするだけでなく、経費削減、資源効率性向上による廃棄物削減・CO2排出削減と、人や地球の未来を明るく導く希望ともいえましょう。今後も連携する自治体を増やし、若者ののみならず高齢者まで“リユース”のハードルを下げてほしい、そう願わずにはいられません。 最後に、リユースの一環としてもう一つの取り組みを紹介させてください。現在、マーケットエンタープライズさんでは「楽器寄附ふるさと納税」に参画。日本全国に眠る“休眠楽器”を楽器が不足している教育機関・音楽団体へ寄贈、楽器寄附者へは「ふるさと納税制度」を活用し査定額が税金控除される取り組みを行っています。眠っている楽器が生き返り、子供たちを笑顔にする。みんなに優しい持続可能な社会へ、マーケットプライズさんの今後に期待します。

楽器寄付ふるさと納税

株式会社マーケットエンタープライズ

マーケットエンタープライズは、ネット型リユース事業を中心に、メディア事業、モバイル通信事業などを展開しています。「持続可能な社会を実現する最適化商社」をビジョンに掲げ、2006年の設立以来、成長を続けています。2015年6月には東証マザーズに上場。2021年2月に東証一部へ市場変更の後、2022年4月にはプライム市場へ上場しております。ネット型リユース事業では、「高く売れるドットコム」のほか、リユースプラットフォーム「おいくら」や、80か国以上への中古農機具の輸出などで事業拡大を続けており、ネット型リユース事業のサービス利用者は延べ580万人を達成しました。

https://www.marketenterprise.co.jp/

Made in Sustainable Project